わが国では今後、老朽管路の割合が急激に増加し、旧来の維持管理技術では対処が困難になる時代の到来が予測される。 この研究会では、まず評価すべき『品質』とは何かというところからスタートし『品質』について詳細な分類と整理を行い、それぞれの品質を的確に評価するための診断技術を明示して管理品質を総体として捉えるシステムを提唱している。 この「管路品質評価システム」の特徴は、管路品質をあくまでも定量的に数値で表現し、客観的な形で改築・修繕の要否判定を行い、改善の実施レベルを決定するところにある。 本会は、診断システムの研究開発を行う大学・メーカー、診断に携わるコンサルタント、調査業務に従事する調査・維持管理会社、管渠更生工事会社が広く集い、現在では40社を超える規模となっている。今後、評価システムのさらなる技術向上と普及に鋭意努力していきたい。 |
今般、管路品質評価システム研究会を発展的に解消し、新たに管路品質評価システム協会として発足します。これは2003年から取り組んできた定量的な管路診断の基礎的な手法が確立し、開発を続けてきた診断装置が実用段階に入ったためで、今後は社会的なニーズに応えて、具体的に事業を支援する組織として活動してまいります。 |
診断システムの啓蒙と普及 診断技術の向上と標準化 会員への支援 調査会員への支援 |