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広角カメラ検査と管口カメラ検査
広角(展開)カメラ検査は、従来のテレビカメラ検査と比べ、側視の手間がなく、展開写真から不良判定ができることから、日進量と向上と作業工数の低減が期待されている技術である。スクリーニング技術としては、原則、前洗浄工程をなくす方法で大幅に日進量が向上した。さらに検査装置の駆動力が向上し、今回、国のガイドラインでも示された、エキスパートシステムの画像解析技術の進歩が組み合わされれば、障害のスクリーニングとして、標準的な技術になる可能性が高い
管口カメラは、人孔管口から管内をズーム機能を利用して視る装置で、人が人孔内に入る必要がなく安全かつ経済的なスクリーニング技術で、とくに経年劣化を考えなくてもよい、比較的新しい管路の障害のスクリーニングに適している。


衝撃弾性波(簡易)検査
経年劣化を調べる方法で最も実績があり、ポピュラーな方法が打音検査である。衝撃弾性波検査は、この官能検査に近い打音検査を定量化したもの。スクリーニング技術としては、網羅性・迅速性・経済性を優先させ、定量調査ではありながら、3段階判定をベースに詳細調査の衝撃弾性波検査を簡素化した検査装置を開発中である。この装置は、官能試験ではなく、確立された定量化技術に準拠することにおいて、画期的である。
経年管を網羅する劣化判定は、ビッグデータに依存するストックマネジメントには必要不可欠で、劣化診断に、詳細調査の衝撃弾性波検査と併せて、検査技術のコアとなる。

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同時多測点流量調査と遡流式瞬時流量調査

同時多測点調査は、降雨期の地下水位が高い時に行う有効な1降雨日と晴天日を対象に、同時多測点で行う流量調査で、雨天時浸入水と常時浸入水を含む不明水全般のスクリーニング調査にあたる。

1降雨だけなので、長期調査に比べて解析精度は落ちるものの、単年度対策規模を意識した同時多測点調査により、スクリーニングの実用性は格段に高くなっている。

遡流式瞬時流量調査は、常時浸入水のスクリーニング調査で、同時多測点流量調査結果や維持管理履歴から常時浸入水が多いと目される地域を対象に行うもの。

下流会所人孔を起点に、深夜、流入流量を定量しながら、深夜流量の多いルートを遡り、ルートやスパン単位で深夜流量の分布を調べ、地下水位情報と併せて、常時浸入水対策のための資料を提供する。

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