広角(展開)カメラは、管路障害のスクリーニング用だけではなく、詳細調査用としても十分な性能をもつ。違いは、必要な情報量の違いによる日進量と工数の差である。得られる情報が、前洗浄を必要とせず前方視だけで特定できるレベルなのか、展開写真を精査する必要があるレベルかの違いによって、日進量や工数には大きく差が生じる。 |
衝撃弾性波検査は、新管を削って肉厚を段階的に変えた試験管と、埋設されている経年管を対象に試験を行い、実際に各々の管を破壊して被破壊荷重を定量し、高周波成分比と被破壊荷重との強い相関性を実証した検査技術である。 この実証的な検査手法により、既存管の劣化度を、新管の肉厚変化や非破壊強度として推定できるため、自立管・複合管・2層構造管の選別や更生管の管厚設計に用いることが可能になった。 被破壊荷重の推定からは、耐震設計に用いる展望も拓けた 衝撃弾性波検査実績はこちら >> ![]() |
![]() 方式としては傘骨牽引型の物理検査方式と、レーザー照射図形読み取り式がある |
モデル地区集約詳細調査と段階補修定量は、モデル地区で実証的に不明水削減の事業効果を定量し、経済合理的な不明水対策を計画するためにおこなうものである。 具体的には、スクリーニングで絞り込まれた、不明水が典型的に多いと目されるモデル地区を対象に、様々な詳細調査を集約的に行い、不良個所を特定・計数したうえで、部位(排水設備・公共桝・側溝・人孔蓋および周辺・取付管(支管)・人孔・本管)ごとに改善しながら、削減浸入水量を定量する。 この方法で、効果が高い部位、調査や工事の検討を付けて、全体計画を策定する。 不明水流量検査実績はこちら >> ![]() |